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WIAS・RIEEMセミナー「Sustainable development and economic policy」を開催しました。

2022年10月4日(於:早稲田大学 オンラインとのハイブリッド開催)

10/4(火)、早稲田大学高等研究所(WIAS)と環境経済・経営研究所(RIEEM)は、ブループラネット賞を受賞されたモハン・ムナシンゲ教授による講演を開催しました。本講演は、オンライン・会場参加のハイブリッドでの開催となりました。

ムナシンゲ教授は、気候変動に関するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の知見を述べるとともに、「Balanced Inclusive Green Growth (BIGG、公正な包括的グリーン成長)」という概念を紹介しました。BIGGとは、先進国が環境への影響を減らしつつ、途上国が環境破壊や天然資源の過剰消費等をすることなく先進国と同等の生活条件を実現できる、グリーンな経済成長を実現するという考え方です。そして、ムナシンゲ教授は、BIGGの実現可能性とそれを阻むガバナンスの脆弱さに関連した課題を検討しました。

講演後、ムナシンゲ教授と参加者との間で質疑応答が行われました。近年ヨーロッパで盛んな脱成長運動とBIGGの関係、ガバナンスの脆弱さを解消するための提案といったテーマに関して、参加者と活発な議論が行われました。

最後に、ムナシンゲ教授と会場参加者で記念撮影を行い、講演は盛況に終わりました。